「気にしない生き方」吉村昇洋著

公開日: 更新日:

 臨床心理士でもある禅僧による生き方本。私たちがストレスを感じる背景には何かしらへの「とらわれ」がある。この「とらわれ」の扱い方を説いているのが仏教だという。「とらわれ」から解放され、あるがままの自分と出会い、気楽に生きていくための方法を、さまざまな悩みに答えながら説く。

 例えば「使えない」後輩に苛立つ、という悩みには、「誰にでもその人にしかできないことが何かしらあります。それを見極められない自分に問題があるかもしれないという視点に立ってみてはどうか」と助言。

 こうした仕事場での人間関係から、家族との関係、そして人生の悩みまで。仏教の教えを交えながらやさしく解きほぐす。

(幻冬舎 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー