【イスラムとは何か】イスラムの台頭はテロの増大だけにとどまらない。いまこそ正面からイスラムに向かい合うときだ。

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「イスラムと世界を知る本」中山茂大著

 学生時代は探検部だった著者。いまは世界を放浪するライターとして「旅人思考」でイスラム世界を語る。

 イスラム圏というと怖いと思うのは誤り。著者によればイスラムは世界一旅人にあったかい。バスに乗ればおばさんに「うちに泊まらない?」と誘われ、街を歩けば結婚式に招待される。世界一「ハビビ(身内)」な人たちだというのが著者の実感だ。本書を読んでいると、世界中にあふれるテロの脅威はメディアの中の話だけとも感じられてくる。昔ながらのヒッピー魂を今に受け継ぐ本。(言視舎 1700円+税)



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