「日本一サービスにうるさい街で、古すぎるキャバレーがなぜ愛され続けるのか」山崎征一郎著

公開日: 更新日:

 老舗キャバレー、銀座「白ばら」の元店長がつづったエッセー集。

 1931年に創業した同店の常連客には作家や俳優も名を連ね、二・二六事件の青年将校らも事件前日まで通ったという。在籍ホステスは200人以上。入り口に飾られた日本地図に全員の名札が出身地別にかかり、同郷のホステスを指名できる。18歳から同店で働き始めた氏は、社長の右腕としてオイルショックやバブル崩壊などいくつもの危機を乗り越えてきた。何十年も一線で指名を取り続けるベテランホステスの客への気配りや、繁盛店ではなく廃業間近の店に潜入視察に行き、つぶれる原因を探すという店改善のたゆまぬ努力など。その経営哲学におもてなしの心を学ぶ。(ダイヤモンド社 1400円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒