「丸山眞男と田中角栄」佐高信、早野透著

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「戦後レジームからの脱却」を標榜し憲法改正に乗り出さんばかりの安倍政権を危惧する2人が、戦後日本を代表する知識人・丸山眞男と、国民の生活向上に邁進した政治家・田中角栄の足跡を振り返った対談集。

 丸山と角栄は、住む世界が違い、接点がないように見える。だが、2人こそ「戦後民主主義の体現者」だという。戦争を引き起こした日本社会の特質について考察し、戦後という時代を解析しようと思索を深めた丸山と、焦土と化した日本の立て直しに奔走し、中国と国交を回復させた角栄は、いわば戦後という時代の上半身と下半身だったと。戦争体験を原点として、戦後民主主義を実践した2人の行動からデモクラシーの本質を学ぶ。

(集英社 740円+税)

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