「ヒトでなし」京極夏彦著

公開日: 更新日:

 子どもを亡くし、妻と別れ、仕事も失った尾田慎吾はあてもなく歩いていて、自殺に失敗した塚本祐子と出会った。慎吾に「死にたいんなら死ねよ」と言われて、祐子は自分が死にたいわけじゃなかったことに気づく。コンビニの軒下でおにぎりを食べようとしたら、慎吾は高校の同級生の荻野に声をかけられた。IT関係の仕事で成功して高級マンションの最上階に住んでいたのに、今は借金に追われる身だという。荻野は祐子が成り金の相続人であることを知り、自分の起死回生の事業に利用しようと考えるが、そのとき、借金取りがドアを叩く。

 妻にヒトでなしと言われた男がなぜか人を助けてしまう諧謔(かいぎゃく)小説。

(新潮社 1900円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網