「口臭の95%は思いすごし」渡辺豊著

公開日: 更新日:

 長年にわたり口臭治療に携わってきた歯科医師が、口臭の原因や消し方などを徹底解説する。著者が開設する口臭外来には、病気などの原因がないのに、気にし過ぎるがゆえに口臭を発生させている患者も少なくないという。

 例えば、口臭予防のためにマウスウオッシュを多用することで、逆に口臭を発生させているケースだ。実は、マウスウオッシュに含まれるアルコールは口の中をスッキリさせる代わりに、水分も奪う。口腔内が乾けば浄化作用が低下し、口臭が発生しやすくなる。歯磨き粉に含まれる合成界面活性剤も粘膜を乾燥させるため、使い過ぎは口臭のリスクを高めるという。

 口臭に悩み過ぎるのも、自律神経を乱して唾液の分泌を妨げるので要注意。口臭の原因を学び直したい。(三五館 1200円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性