正月休みに必読? 企業の社長たちが愛読する本はコレだ

公開日: 更新日:

■欧米人の考え方を知る

 外国人の考え方を理解するために“繰り返し読んだ”本もある。レアジョブの加藤智久会長の場合は、「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー)。「国境を超えて普遍的なことが書かれていてビジネスに役立ちます。付箋だらけです」と笑う。

 マンズワインの茂木信三郎社長も付箋派か。三十数年前に米国に赴任した際、「欧米人にとって『ギリシャ神話』は文化や芸術のもとをなすもの。これを読めば彼らの考えが分かる“気がした”」と振り返る。付箋や蛍光ペンのマークがいっぱいだそうだ。

 アキュセラ・インクの窪田良CEOの場合は、少々勝手が違う。小4でアメリカの学校に転入。英語を覚えるため、アメリカの子供たちが使う国語辞典「The Charlie Brown Dictionary」をボロボロになるまで使った。忘れられないシリーズ(全8冊)だ。

 何度も手にした愛読書はなかなか手放せない。「㈱坂東太郎」の青谷洋治社長の一冊は「この本で習慣、自分を信じることの大切さを肝に銘じました」という「地上最強の商人」(オグ・マンディーノ)。感動のあまり買っては人にあげている。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動