「失われた甲子園」赤坂英一著

公開日: 更新日:

 1989年4月5日、甲子園で愛知の東邦高校と大阪の上宮高校による決勝戦が行われていた。

 古豪の東邦に対して、上宮は決勝進出は初めてだったが、遊撃手・元木大介、投手にコントロール抜群の宮田正直を擁する気鋭のチームだ。

 これまでの4試合を一人で投げ抜いて、延長十回裏、あと一人打ち取ったら初優勝、という場面だった。

 ところが、宮田のコントロールが狂いはじめ、ストライクが決まらない。四球で打者は一塁に進む。そして、予想もしなかった結末が待っていた。

 あの日、甲子園で死闘を繰り広げ、その後、プロの世界に進んだ選手たちのドラマを描くノンフィクション。

(講談社 1700円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

  5. 5

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  1. 6

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

  2. 7

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  5. 10

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?