「その日の後刻に」グレイス・ペイリー著、村上春樹訳

公開日:  更新日:

 中国旅行をしている22人のアメリカ人は、みんな中国革命や中国人民に恋をしている観光客だった。

 ところがある日、旅行サービスの政治指導委員のミスター・ウォンが、あなたがたは中国の人民を愛してはいないと非難した。許可もなく写真を撮ったと。老人が太極拳をしたり、服飾業の職人がバラをスケッチしている写真を撮ったとき、誰かが「あなたの写真を撮ってもかまいませんか?」と聞くのを忘れたのだろうか。

 ウォンは、フレデリックが、荷車を引く貧しい農夫の写真を撮ったと言い、さらに彼が製麺工場に侵入したと。(「どこか別のところ」)

 アメリカのカリスマ作家の17編の短編と、エッセー、ロングインタビューを収載。

(文藝春秋 1850円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    肺病の赤ん坊に客が1stクラスを 母親の感謝投稿に圧倒共感

  2. 2

    熱愛ゼロの草食ぶり…新垣結衣は私生活でも獣になれない?

  3. 3

    志村けんの「酒・カネ・オンナ」68歳の優雅な独身貴族生活

  4. 4

    “質問無視”連発の河野外相 政治資金で「外食三昧」の日々

  5. 5

    セクゾ松島もパニック障害…ジャニーズで病欠が相次ぐワケ

  6. 6

    キンプリ早くも「嫌いなジャニーズ」に…なぜアンチ多い?

  7. 7

    実力は和牛でも…霜降り明星「M-1優勝」のメンタルを分析

  8. 8

    事件、退所、病気…ジャニーズ内の光と影が鮮明だった一年

  9. 9

    13勝左腕ガルシアと破談…怒り心頭の中日が疑う“巨人の影”

  10. 10

    賀来賢人「今日から俺は」が日テレドラマのトップ走るワケ

もっと見る