「西郷どんとよばれた男」原口泉著
西郷隆盛は島津家の下級藩士の出身であることは知られているが、最下級の「御小姓与」で貧しくはあっても、ルーツは室町時代の南朝の忠臣、菊池武光という名門だった。かつて住んでいた肥後の国菊池郡西郷村を本貫としたことから、武光の七世の子孫が薩摩に移り住んだ後、西郷姓にしたという。徳川2代将軍・秀忠の生母、西郷局や、大河ドラマ「八重の桜」に登場した会津藩家老、西郷頼母も菊池氏の出だといわれ、戊辰戦争で戦った薩摩と江戸・会津に同じ菊池氏の子孫がいたことになる。
ほかに、上野公園の西郷隆盛の銅像が軍服でなく筒袖の着物姿になったいきさつなど、西郷隆盛に関する情報が詰まった一冊。
(NHK出版 1100円+税)


















