「壊れた世界で“グッドライフ”を探して」マーク・サンディーン著、上原裕美子訳
ノンフィクションライターのマークは、請求書や規則に追いかけられない生活、モノは少なく自由は多い暮らしをしたかった。彼はモンタナ州に流れ着いたとき、妻となるシーダと知り合う。彼女はヒッピーの両親の子として荒野の納屋で生まれ、学校には行かず、病気になったらホメオパシー療法で治すという生活をしていた。マークは自作農で生活している人をフェイスブックで検索し、ミズーリ州にある〈ポシビリティ・アライアンス〉という共同体を見つけた。
破綻した世界に立ち向かおうとした家族の記録。
(NHK出版 2300円+税)