「脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦」渡辺正峰著

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 21世紀は「心の世紀」と言われる。人の高等な脳の動きが分子レベルで解明されるのではないか、と期待されているからだ。その研究成果はいずれ脳の機械化につながるに違いない。

 本書は脳神経科学の専門家である著者が、物質と電気的・科学的反応の集合体に過ぎない脳から、なぜ「意識」が生まれるか、に迫ったもの。さらに、さまざまな知見から人工意識の可能性にも切り込んでいる。DNAの二重らせん構造を発見し、意識の科学の黎明期に貢献したクリックは「あなたはニューロンの塊に過ぎない」と言ったそうだが、この本を読めば意識がなぜ脳に宿るかの不思議に気づかされるはずだ。

(中公新書 920円+税)



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