• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦」渡辺正峰著

 21世紀は「心の世紀」と言われる。人の高等な脳の動きが分子レベルで解明されるのではないか、と期待されているからだ。その研究成果はいずれ脳の機械化につながるに違いない。

 本書は脳神経科学の専門家である著者が、物質と電気的・科学的反応の集合体に過ぎない脳から、なぜ「意識」が生まれるか、に迫ったもの。さらに、さまざまな知見から人工意識の可能性にも切り込んでいる。DNAの二重らせん構造を発見し、意識の科学の黎明期に貢献したクリックは「あなたはニューロンの塊に過ぎない」と言ったそうだが、この本を読めば意識がなぜ脳に宿るかの不思議に気づかされるはずだ。

(中公新書 920円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安倍政権また後手後手 西日本豪雨の補正予算が置き去りに

  2. 2

    日大アメフト部新監督 立命大OB内定に選手らは拒否反応

  3. 3

    浮いた話もなし…波留の“私生活”がベールに包まれるナゾ

  4. 4

    太った? 元AKB小嶋陽菜のムッチリ体型にファン容赦なし

  5. 5

    政財界とも結びつき深く…故・浅利慶太さんの「功と罪」

  6. 6

    傲慢でぶれない自民党と公明党 国民のことは考えていない

  7. 7

    サンドウィッチマン富澤 2007年M-1優勝の瞬間を振り返る

  8. 8

    ドラマ引っ張りだこ 「高嶺の花」でも話題の峯田和伸って

  9. 9

    鈴木良平氏が異論 「代表監督は日本人に限る」風潮は尚早

  10. 10

    英紙も警告 2020年の東京五輪は“殺人オリンピック”になる

もっと見る