「嗤う淑女」中山七里著

公開日: 更新日:

 中学1年の恭子のクラスに、従姉妹の美智留が転校してきた。6年ぶりに会う美智留は、絶世の美女に成長していた。美智留は恭子に対するいじめを終息させるだけでなく、骨髄移植のドナーになって病に倒れた恭子の命まで救ってくれる。

 やがて、恭子は父子家庭の美智留が毎日、父親の典雄から性的虐待を受けていることを知る。今度は自分が彼女を救う番だと協力を申し出た恭子は、美智留からある計画を持ちかけられる。十数年後、恭子は同窓会で再会した銀行員の紗代に美智留を紹介する。カードローンに苦しむ紗代は、生活コンサルタントを自称する美智留に勧められ、架空口座を作る。

 周囲の人間を操り、地獄に落とす希代の悪女を描いた長編エンタメ。(実業之日本社 694円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    任侠山口組が組長制に 40数名が織田代表と親子盃、舎弟盃

  2. 2

    役者はセリフが命…山P「インハンド」にブーイングのワケ

  3. 3

    統一地方選で2ケタ議席「N国党」と「幸福党」大躍進のナゼ

  4. 4

    お笑い文化台無し!安倍首相の吉本新喜劇出演に府民大激怒

  5. 5

    就職戦線“買い手市場”に激変 新卒採用は氷河期に向かう

  6. 6

    ジャニーズ頼みは厳しい?ドラマ視聴率と主題歌の相反関係

  7. 7

    「失われた10年」を「30年」に拡大させた戦後の無責任体制

  8. 8

    会長の「終身雇用守れぬ」発言に隠された経団連の“本音”

  9. 9

    先物が最高値 GW10連休を襲うガソリン髙と値上げラッシュ

  10. 10

    衆院沖縄3区補選 屋良朝博氏の勝利に敢えて水を差す

もっと見る