「実録・レイシストをしばき隊」野間易通著

公開日:  更新日:

 レイシスト(人種差別主義者)によるヘイトスピーチがマスコミを賑わせていた2013年1月、レイシストしばき隊(以降、しばき隊)の最初の隊員募集が行われた。翌月の9日、しばき隊は新大久保近くの集会場に集まり、当日の行動指針を参加者に披露した。いわく「デモは無視する。レイシストに対面し、上から目線で叱りつける」。そして、当日の目標としてレイシストがデモの後に「お散歩」と称して、商店街に入り込み通行人や商店に対して行うヘイト行動を阻止する。

 しばき隊の活動はこれまでの左翼運動やリベラル派の活動とも様相を異にする。レイシストを取り込んでの居酒屋での説教イベントへの彼らの参加の受け付け。その後、しばき隊とは別のグループの反レイシスト運動への参加が相次ぐ。本書はこうした流れを実録し続けた著者のルポルタージュ。

(河出書房新社 1800円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    森友問題の反省ナシ…昭恵夫人が公然と野党批判の“妄言”

  2. 2

    第2の加計問題? “漁業潰し”仕掛人は規制改革のメンバー

  3. 3

    巨人マギーの報われない退団 「世代交代」とは遠い実情

  4. 4

    自画自賛が一転…“イッテQ疑惑”対応を誤った日テレの痛恨

  5. 5

    原爆Tシャツ、ナチス帽…「BTS」日本への“本格進出”は白紙

  6. 6

    呆れた安倍内閣 「徳」なし総理の下「徳」なし大臣集まる

  7. 7

    巨人のFA丸獲得は“天敵”広島対策 最強オプションの提示も

  8. 8

    巨人原監督“正捕手起用”の意向…炭谷のFA補強に西武OB警鐘

  9. 9

    原監督は明言も…巨人・岡本「来季三塁構想」の信ぴょう性

  10. 10

    日ハム吉田輝星の原点 「投球フォーム」に託した父の願い

もっと見る