「最強のやせ方」岸村康代著

公開日: 更新日:

 世の中には無数のダイエット法が存在するが、我慢や無理を伴うものは成功しない。それでは、どうしたら痩せられるのか。これまで2000人以上にダイエット指導を行ってきた管理栄養士の著者による「岸村式ダイエット」では、「食欲スイッチオフ」と「リセットごはん」という2本柱で“我慢ナシ・無理ナシ”のダイエットを実現。本書では、その極意を伝授している。

 ダイエット中でも1日3度の食事をしっかりと取るのが岸村式。それ以外の時間でお腹がすいたときには、我慢せずに「レスキューフード」を活用する。著者が勧めるのは豆乳めんつゆスープ。豆乳に濃縮タイプのめんつゆをお好みの割合で混ぜるだけで完成だ。コップ1杯飲めば空腹がピタリと収まるのはもちろん、大豆タンパクが血中脂質を改善し、かつおだしのヒスチジンが食欲を抑える効果を発揮する。食中や食後に緑茶などの温かい飲み物を取り入れるだけでも、食欲の暴走を抑えるのに役立つそうだ。

 ガッツリと食べてしまっても、落ち込む必要はない。翌日、3度の食事ごとに手のひら一杯分ずつの野菜を食べれば、前日の食事が脂肪になる前に食物繊維が排出を助けてくれる。他にも、糖質リセットには枝豆やスルメ、脂質リセットには納豆やクレソンなど“なかったこと”にしてくれる食材が紹介されている。

 3日続ければ体調の変化を感じ取ることができるはずと本書。今日からでも始めてみよう。

(東洋経済新報社 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

  5. 5

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  1. 6

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

  2. 7

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  5. 10

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?