「その症状、すぐ病院に行くべき?行く必要なし?」山中 克郎著

公開日: 更新日:

 何らかの不調があるとき、すぐに病院に行くのがいいのか、自宅で様子を見ていても大丈夫なのか、判断に迷うことがある。そこで本書では、総合診療医の著者が患者への問診時にチェックする項目を紹介。さまざまな不調別に、その日のうちに病院を受診するべき症状や1~2週間のうちに病院に行けばいい症状などを解説している。

 胸焼けには重篤な疾患が隠れている場合もあるので油断は禁物だ。早朝に歩いたり階段を上ったりすると胸焼けを感じる、胸焼けとともに冷や汗が出る、下顎や肩にも圧迫感を感じる、などの症状があるなら、狭心症の疑いがあるためすぐに病院を受診するべき。何らかの原因で心臓に酸素を送る動脈が細くなると、血流が不十分になって胸焼けのような症状が表れることがあるためだ。

 このような症状はないものの、空腹時に胸焼けとみぞおちの痛みがあるという場合は、十二指腸潰瘍の可能性がある。慌てなくてもよいが、病院の受診を予定しておきたい。

 めまいが起こると脳に異常が起きたのかと不安になるが、寝返りをうつなど頭の位置を変えると激しいめまいが起こるが1~2分で治まるなら、三半規管に原因のある良性頭位性めまい症という、心配のないめまいの可能性が高い。落ち着いて自宅で様子を見よう。ただし、めまいとともに物が二重に見える、食べたり飲んだりするとむせるという症状があるなら、小脳塞栓や脳幹梗塞の恐れがある。躊躇せずに救急車を呼ぶべきだ。

(CCCメディアハウス 1500円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    アストロズ今井達也の西武への譲渡金ついに判明! NPB広報室から驚きの回答が

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 9

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  5. 10

    オリックスへのトレードは中日が年俸の半分を肩代わりしてくれて実現した