「人みな眠りて」カート・ヴォネガット著 大森望訳

公開日: 更新日:

 新聞社の社会部長のハックルマンの関心はニュースだけで、クリスマスなど眼中にないが、商工会議所の会頭を務める社主から、クリスマスのイルミネーションコンテストの広報部長に任命されてしまう。優勝者を決めるため、部下と一緒に夜な夜な応募作を見て回っていたハックルマンは、前科者のグリボンと再会する。賭博の胴元だった彼は、脱税容疑で逮捕されたが、刑期を終えて出所したようだ。別名を名乗り、豪華な屋敷に住む彼のイルミネーションは他の追随を許さぬ出来栄えだった。しかし、数日後、彼のイルミネーションに使われていた石膏像が何者かに盗まれ、懸賞金がかけられる。(表題作)

 名手の生前未発表作品16編を収録した短編集。

(河出書房新社 920円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網