「猫はあきらめ時を知っている」セリア・ハドン著 平田光美訳

公開日: 更新日:

 猫は少しでも可能性があれば粘るが、なければそこから立ち去る。猫が冷蔵庫の開け方を覚えようとしないのは、猫には難しすぎるし、そのうちあなたが開けてくれるのを知っているからだ。(「あきらめ時を知ろう」)

 猫は、人間の態度が気に入らないときは、軽蔑するような目つきだけでその気持ちを伝える。自分に対する失礼な態度を言葉で叱るより、猫のように沈黙したまま上から目線で相手を威圧するほうが効果がある。(「失礼な人にはうまく対処しよう」)

 幼少期から猫と暮らしている著者が、猫に学んで賢く生きる知恵100をアドバイス。中には?なものもあるが、読むだけで心がすっと軽くなる。

(ダイヤモンド社 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」