「ヤンキーや引きこもりと創ったIT企業が年商7億」青野豪淑著

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 26歳で4000万円の借金を背負った著者は、飛び降り自殺をしようとしたが、生まれ変わったら人のために尽くそうと思ったとき、今から始めればいいじゃないかと気がついた。自殺するのをやめて、パソコン関係の仕事をしていた兄を手伝っていたとき、ヤンキーや引きこもりの少年たちと知り合った。プログラマーの仕事を教えたりして更生させようとするが、就職しても上司を殴ったり、無断欠勤して辞めてしまう。

「おまえ、やる気あんのか!」と問い詰めたら、1人がぼそっと「青野さんが社長だったら、ぼくたちをクビにしないですよね」と言った。グサッときた。ヤンキーたちのために3万円で会社を立ち上げ、年商7億円にまで育てた男の奮戦記。

(朝日新聞出版 1400円+税)

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