「毛細血管を増やして不調をなくす暮らし方」根来秀行著

公開日: 更新日:

 毛細血管は直径約100分の1ミリしかない超極細の血管。しかしその役割は非常に重要で、体を構成する60兆個もの細胞ひとつひとつに酸素や栄養を届け、老廃物を回収するというやりとりの最前線にある。

 ところが、加齢や生活習慣の乱れで毛細血管は老化が加速し、細くなったり数が減るなどして機能を果たさなくなってしまう。すると、粘膜が老化してドライアイや口内炎、歯肉炎などを起こしやすくなったり、免疫力が低下したり、たくさんの毛細血管が集まる腎臓や脳の機能が低下する恐れもある。

 加齢を止めることはできないが、生活習慣のひと工夫で毛細血管を強化したり増やしたりすることは可能だ。3大強化方法は、湯船につかること、寝る前に腹式呼吸を行うこと、そして部屋を真っ暗にして寝ること。毛細血管は血流をよくするだけでも鍛えられる。入浴の際には、ぬるめのお湯に最低10分間はつかる習慣をつけるとよい。

 また、自律神経の副交感神経を優位にすると、血管をゆるめて末梢の血管まで開かせ、毛細血管の機能低下が防げる。寝る前に腹式呼吸を行うと副交感神経が優位になり、そのまま部屋を真っ暗にして眠りにつくことで、朝まで血管をゆるめた状態をキープできるそうだ。

 他にも本書では、一日のさまざまな場面でできる毛細血管の強化方法を紹介。例えば、血流促進には運動が基本であり、筋トレの後に有酸素運動を行うのがベスト。あえて時間をつくることができない人は、出勤前に2~3分だけスクワットを行ってから家を出て、駅まで歩くといい。

 真の健康を手に入れるには、毛細血管レベルから強化することが大切だ。

(学研 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  3. 3

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 4

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  5. 5

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  1. 6

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 7

    ロッテ前監督・吉井理人氏が2023年WBCを語る「大谷とダルのリリーフ登板は準決勝後に決まった」

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    ドラマー神保彰さん ミュージシャンになるきっかけは渋谷109オープンだった

  5. 10

    ロッテ吉井理人監督の意外な「激情時代」 コーチの延々続く説教中に箸をバーン!殴りかからん勢いで…