「密室を開ける手」藤本ひとみ著

公開日: 更新日:

 高2の上杉和典は祖父の葬儀の日、クリーニング屋に父の洗濯物を受け取りに行った。店員に、シャツにもズボンにもかなりの血痕があったのでしみ抜きをしたと言われ、ズボンのポケットに入っていたと、長崎行きの航空券を渡された。長崎には祖父の実家があるが、母は「長崎にいるのよ、パパの女」と冷ややかに言う。

 祖父は2年ほど前から入院していたのだが、父が長崎に行き始めたのはそのころからだった。和典が祖母にいろいろ尋ねていると、祖母は祖父の日記を渡し、気になっていることがあるので、自分の代わりに読んでほしいと言う。その日記はページが1枚切り取られていた。

 医大志望の少年が亡き祖父の心の闇に迫るミステリー。

(講談社 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「タニマチの連れの女性に手を出し…」問題視されていた暴行“被害者”伯乃富士の酒癖・女癖・非常識

  2. 2

    和久田麻由子アナは夜のニュースか? “ポスト宮根誠司”めぐり日本テレビと読売テレビが綱引き

  3. 3

    同じ幼稚園に通った渡辺翔太と宮舘涼太はクラーク記念国際高校で再び合流、そろって明海大へ進学

  4. 4

    LUNA SEA真矢さんは56歳の若さで…「脳腫瘍」切らない治療法のガンマナイフとは

  5. 5

    渋谷教育学園渋谷から慶大に進んだ岩田絵里奈を育てたエリート医師と「いとしのエリー」

  1. 6

    元横綱照ノ富士「暴行事件」の一因に“大嫌いな白鵬” 2人の壮絶因縁に注目集まる

  2. 7

    “消滅”した宮城野部屋の早期再興に現実味 元横綱照ノ富士の暴行事件がまさかの方向へ

  3. 8

    <第3回>力士とのセックスはクセになる!経験者が赤面吐露した驚愕の実態とは…

  4. 9

    高市首相に「国会軽視」の特大ブーメラン! 閉鎖ブログに審議短縮への嫌み・不満を書き連ねていた

  5. 10

    ボコボコにされた“被害者”は強行出場、“加害者”は休場…伊勢ケ浜部屋は3月場所どうなる?