「ホスト万葉集」俵万智・野口あや子・小佐野彈編

公開日: 更新日:

 2018年夏、歌舞伎町の書店「歌舞伎町ブックセンター」で、歌舞伎町のホストたちに即興で短歌を作らせる企画が行われた。それ以後、続けられた歌会で、ホストクラブなどを経営する手塚マキとホスト75人が詠んだ作品を集めたもの。

 歌人の小佐野は、ホストは客とLINEでやりとりするが、短い文章にパワーワードが詰まっているので、歌を詠めないはずはないと考えた。

「フィーリング話ができる人呼んで だけど指名はただのイケメン 藍之助」といったホストの日常を詠んだものや、「歌舞伎町東洋一の繁華街不要不急に殺される街 江川冬依」など、コロナ騒動を詠みこんだ作品も。ホスト用語の簡単な解説つき。

(講談社 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か