「英米文学者と読む『約束のネバーランド』」戸田慧著

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 著者は、大ヒット漫画「約束のネバーランド」を「ただの漫画ではない。文学だ!」と激賞。その理由は、英国文化や児童文学、宗教、ジェンダーなどの幅広い要素を巧みに取り入れ、深みのある物語になっているからだという。英米文学の視点から、作品に隠された膨大な語られざる物語を読み解き、その魅力に迫る。

 孤児院のような施設で暮らす子供たちを主人公にした物語なのだが、実は子供たちは12歳になると「収穫」され、鬼の食料にされてしまうという設定。タイトルからもうかがえる「ピーター・パン」をはじめ、「不思議の国のアリス」や「指輪物語」との関係や、ちりばめられた宗教の知識など。名場面を引用しながら物語世界を深読み。明年放送のアニメ2期を楽しむための副読本にも。

(集英社 860円+税)



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