「草原の国キルギスで勇者になった男」春間豪太郎著

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 著者はなぜか生まれたときから看護婦に問題児扱いされていた。IQは136と高いが、周囲の状況を把握する能力や常識的教養の項目が極端に低い。

 大学2年のとき、フィリピンで消息不明になった友人を捜しに行って、未知の世界を冒険する楽しさ、難しさを知ったが、それが報われたときのカタルシスが忘れられなくなる。

 大学卒業後、冒険を夢みてビザの滞在可能期間が長いキルギスへ。羊を連れて野宿するつもりだったが、オオカミが出ると聞いて、集落の家に泊めてほしいと頼む。その日は、その家の息子が誘拐婚でさらってきた娘の両親が訪ねてくる日だった。

 問題児が居場所を求める冒険の旅をつづったノンフィクション。

(新潮社 1900円+税)



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