「教師の仕事がブラック化する本当の理由」喜入克著

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 授業中にしゃべっている生徒や、掃除をさぼった生徒を教師が叱ると、「先生のその言い方に傷つきました」と言う生徒が多い。生徒が「死にたい気持ちになる」などと訴えると、それが最優先の事実になってしまうのが厄介である。生徒はそれを言い訳にして、直視しなければならない事実から目をそらしてしまうのだ。

 教師は「傷ついた」と言うその生徒にとって最優先の事実にとらわれてしまって、生徒を教育すること、つまり、生徒と話し合って事実についての判断を共有することができないのである。こういう状況が学校のなかでかなり進んでいるのだ。

「子どもの命を守る」が最優先される学校で追い詰められる教師の実態をリポート。

(草思社 1500円+税)

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