「教師の仕事がブラック化する本当の理由」喜入克著

公開日: 更新日:

 授業中にしゃべっている生徒や、掃除をさぼった生徒を教師が叱ると、「先生のその言い方に傷つきました」と言う生徒が多い。生徒が「死にたい気持ちになる」などと訴えると、それが最優先の事実になってしまうのが厄介である。生徒はそれを言い訳にして、直視しなければならない事実から目をそらしてしまうのだ。

 教師は「傷ついた」と言うその生徒にとって最優先の事実にとらわれてしまって、生徒を教育すること、つまり、生徒と話し合って事実についての判断を共有することができないのである。こういう状況が学校のなかでかなり進んでいるのだ。

「子どもの命を守る」が最優先される学校で追い詰められる教師の実態をリポート。

(草思社 1500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に