「人を救えない国」金子勝著

公開日: 更新日:

 著者は、安倍政権下の「失われた8年間」は、ひたすら麻薬漬けで生き延びただけで、このまま「独裁」状況が続けば、ますますどん詰まりに陥るしかないと指摘する。日本の置かれた政治経済の状況を総括。今すぐにでも向き合わなければならない課題を洗い出しながら、持続可能な国のあり方を提言する警世の書。

 まずは危機管理に失敗したコロナ対策を俎上に、日本が刻々と「コロナ敗戦」に向かっていることを明らかにする。その上で、自浄作用が働かなくなった自民党は「仲間内資本主義」ともいえる不正腐敗が横行し、近代国家の原則をも破壊しつつあると批判。欧州で始まっているエネルギー転換を突破口に、情報通信技術の発展とともに産業構造を根本的に転換する必要性を説く。

(朝日新聞出版 869円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?