「人を救えない国」金子勝著

公開日: 更新日:

 著者は、安倍政権下の「失われた8年間」は、ひたすら麻薬漬けで生き延びただけで、このまま「独裁」状況が続けば、ますますどん詰まりに陥るしかないと指摘する。日本の置かれた政治経済の状況を総括。今すぐにでも向き合わなければならない課題を洗い出しながら、持続可能な国のあり方を提言する警世の書。

 まずは危機管理に失敗したコロナ対策を俎上に、日本が刻々と「コロナ敗戦」に向かっていることを明らかにする。その上で、自浄作用が働かなくなった自民党は「仲間内資本主義」ともいえる不正腐敗が横行し、近代国家の原則をも破壊しつつあると批判。欧州で始まっているエネルギー転換を突破口に、情報通信技術の発展とともに産業構造を根本的に転換する必要性を説く。

(朝日新聞出版 869円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る