「寒慄」アリー・レナルズ著 国弘喜美代訳

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 元スノーボード選手のミラは、カーティスに誘われ、10年ぶりにディアブル氷河近くのスキー場にやってきた。シーズン前のスキー場に、選手仲間のブレントとデール、デールの妻ヘザーが集まった。5人はチャーターしたケーブルカーを乗り継ぎ、山の上のホステルに向かう。

 やがてミラは皆を集めたのはカーティスではないと知る。彼女以外の4人は、ミラからのメールに誘われて来たと言う。もちろんミラに覚えはない。10年前、大会中にカーティスの妹サスキアが姿を消し、ミラはそれ以来、スノーボードをやめ、仲間とも連絡を絶っていたのだ。到着した一行は、何者かがサスキアを殺した犯人を突き止めるために5人を集めたことに気づく。

 元スノーボード選手による緊迫のミステリー。

(早川書房 2310円)

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