堂場瞬一
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堂場瞬一作家

1963年、茨城県生まれ。2000年「8年」で第13回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。警察小説、スポーツ小説などさまざまな題材の小説を発表している。著書に「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ、「焦土の刑事」「動乱の刑事」「沃野の刑事」など多数。2021年、作家デビュー20周年を迎え、出版社を横断したプロジェクトが進行中。

<73>刑事事件専門の弁護士は儲からない

公開日: 更新日:
イラスト・宮坂猛

 三澤担当の事務員、俵藤は、まだ若い男だった。たぶん二十代の半ばぐらい。どことなく頼りなげで、海老沢は与し易しの印象を抱いた。

「三澤がいなくなった日なんだけど、彼が何をしていたか、予定を確認させてもらえますか」

 三澤の部屋で二人きり……主人の不在の空間で話している…

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