「イーロン・マスク次の標的」浜田和幸著

公開日: 更新日:

 今春、あのイーロン・マスク氏が立ち上げたスタートアップ企業が公開した動画に世界が驚愕した。動画には、手を使わずに、モニターを見ながら脳波だけでゲームをする猿が映っていた。これはヒトの肉体そのものを人工知能(AI)につなぐ「IoB」という新たなビジネスの第一歩だという。

 動画の猿の脳に埋め込まれたデバイスが、脳内に生じた電位の変化と手の動きをパターン化。パターンを学んだAIがデータから手の動きを瞬時に予測し、ゲーム機に指示をしていたという。氏はゆくゆくこの技術を使って人間とコンピューターが対話できるようにすると語っている。

 彼が目指す未来とは何か。この希代の経営者の思考や言動、ビジネス手法などを分析しながら、彼の真の狙いに迫るリポート。

(祥伝社 924円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール