著者のコラム一覧
堂場瞬一作家

1963年、茨城県生まれ。2000年「8年」で第13回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。警察小説、スポーツ小説などさまざまな題材の小説を発表している。著書に「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ、「焦土の刑事」「動乱の刑事」「沃野の刑事」など多数。2021年、作家デビュー20周年を迎え、出版社を横断したプロジェクトが進行中。

<88>ドアの向こうで誰かが動く気配

公開日: 更新日:
イラスト・宮坂猛

 上司にも何も言わず、海老沢は本部を出た。桜田門から銀座は近いが、歩いている時間がもったいない。桜田通りを渡るとすぐにタクシーを拾った。

 教えてもらったホテルに入ると、高峰はロビーの片隅にある一人がけのソファに腰かけて新聞を読んでいた。海老沢はさりげなく隣のソファに座った… 

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