「『乗り鉄』教授のとことん鉄道旅」宮村一夫著

公開日: 更新日:

 2016年9月、札幌で学会があった時、参加していた外国人がラベンダー畑に行くという。この季節にはラベンダーは咲いていないが、予定を変更し同行することに。JR北海道富良野線の観光列車ノロッコ号に乗った。「トロッコ」ではなく、見どころにさしかかると徐行運転でのろのろ走る列車、なのだ。ラベンダー畑駅に着くと外国人客は農園に向かう。後で調べたらハウスでラベンダーを見られるらしい。(「ノロッコ号、ラベンダー畑を走る」)

 他に、ほろ酔い気分で富士山を眺められるお座敷列車やビール列車を運行している富士市の岳南電車、宍道湖を眺めながら出雲大社まで行ける出雲市の一畑電車など、地方色豊かなローカル線情報満載。

(潮出版社 1650円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ