「DX時代に考える シン・インターネット」村井純、竹中直純著

公開日: 更新日:

「日本のインターネットの父」と呼ばれる村井氏と、さまざまな分野のネット化に尽力してきたプログラマーの竹中氏が、日本のインターネットの「これまで」と「これから」を語り合う対談集。

 まずは新設されたデジタル庁について。村井氏は、「教育」と「医療」だけは徹底してデジタル化をすべきと提言。なぜならば災害対策につながっているからだという。さらに全国の小中学校が10ギガでつながり、子供たちがコンピューターをバリバリ使うようになったら、10年後、その子供たちは日本を支える力になると。日本のコロナ対策の失敗も自治体のデジタル化が進んでいなかったからだと指摘。なぜ日本のデジタル化が進んでいないのか、その背景を明らかにしながら、デジタル社会の未来を展望する。

(集英社インターナショナル 880円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」