「透明な螺旋」東野圭吾著

公開日: 更新日:

 帰宅したら母が風呂場で倒れていた。母の死でひとりきりになった島内園香を支えてくれたのは、母の友人のナエさんだった。

 ある日、園香の仕事先の生花店に、映像関係の仕事をしている上辻亮太が訪れ、曲のイメージに合う花のアレンジを依頼する。園香のアレンジが気に入った上辻は園香を食事に誘い、やがて園香のアパートに転がりこむ。10月に南房総沖で、上辻の銃殺死体が発見された。上辻の行方不明者届を出していたのに、なぜか園香は姿を消す。警察の捜査で、生花店に老女が園香を訪ねてきたこと、園香が上辻にDVを受けていたことが判明するが、上辻が死んだとき、園香は京都旅行中だった。

 ガリレオシリーズ第10弾となる最新作。

(文藝春秋 1815円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか