「女たちが死んだ街で」アイヴィ・ポコーダ著 高山真由美訳

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 2014年、ドリアンはロサンゼルスで亡夫から引き継いだフィッシュスタンドを営む。15年前、店があるウエスタン・アヴェニューに立つ娼婦らを標的にした連続殺人事件が発生。13人目、最後の犠牲者がドリアンの17歳の娘リーシャだった。犯人はいまだに捕まっていない。事件以来、ドリアンの脳裏から娘のことが離れたことはない。また最近は、店や自宅に鳥の死骸が頻繁に置かれるようになり、彼女を悩ます。

 被害を届けにいった警察でドリアンは、娘がベビーシッターをしていたジュリアンと再会。ドリアンは不安定な生活を送るジュリアンを心配する。そんな中、娼婦のキャシーが15年前と同じ手口で殺される。

 昨年のエドガー賞最優秀長編賞最終候補作のサスペンスミステリー。

(早川書房 2420円)

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