「日本語の大疑問」国立国語研究所編

公開日: 更新日:

 国立国語研究所に寄せられた日本語に関する疑問・質問への回答集。

 例えば「若者ことばの『やばみ』や『うれしみ』の『み』はどこから来ているものですか」という質問への回答。文法的には、この「─み」は、「深み」や「うまみ」などのように形容詞の後について名詞を作る働きを持つ「接頭辞」と呼ばれるもの。それが従来用法では「─み」がつかないはずの語についた「新用法」であると解説。その上でなぜ、「うれしい」などをわざわざ名詞化するのか、そして名詞化になぜ「─み」を使うのか解き明かしていく。

 ほかにも「すでにお店に入っているのに『いらっしゃいませ』というのはなぜか」「『それから』『そして』『それで』の違いは?」など。毎日使う日本語の素朴な疑問に専門家がズバリ回答。

(幻冬舎 1012円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗