「私を抱くと死ぬらしい」草凪優著

公開日: 更新日:

 モデルの清奈は、ある事情から所属事務所を辞め、フリーになるが仕事は減る一方。地元に戻り、実家のマンションで暮らし始める。

 ある日、中学時代の後輩・刈谷に声をかけられた清奈は、彼が営むヒップホップバーに出入りするようになる。そんな中、清奈は旧知の大手芸能プロダクションの幹部・甘崎に連絡を入れる。枕営業を軽蔑していた清奈だが、背に腹は代えられず甘崎に抱かれる。行為中、首を絞められた清奈はこれまでに感じたことのない快感を得る。

 しかし、その後も仕事の話は一向に進まない。崇拝する清奈からレイプされたと打ち明けられた刈谷は、仲間と甘崎に制裁を加える。数日後、甘崎が遺体で見つかった。

 清奈と関係を持った男たちが次から次へと死んでいく官能サスペンス。

(実業之日本社 825円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波