「ボンベイのシャーロック」ネヴ・マーチ著 高山真由美訳

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 1892年のインド・ボンベイ、陸軍大尉のアグニホトリは、任務中に負ったけがで入院中に目にした新聞記事に興味を抱く。4カ月前に裕福な若い女性2人が大学の時計塔から転落死。記事は国中が注目したその裁判の結果を伝えるもので、殺人容疑をかけられた3人の男は無罪に、2人の死は自殺と断定されたのだ。

 新聞に掲載された被害者の遺族・アディの手記に心を動かされた大尉は、退院後に新聞社の記者に転職し、彼に会いに行く。アディは、パールシー(ペルシャ系ゾロアスター教徒)の大地主の息子で、死んだ2人は彼の新妻と妹だった。アディの信頼を得たアグニホトリは、私立探偵として事件の調査を任される。

 ホームズのファンの素人探偵が事件の真相に迫る長編ミステリー。

(早川書房 2970円)

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