「ペアレントクラシー」志水宏吉著

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 親ガチャという言葉が流行するように、子供たちが生まれ育つ家庭環境に格差が広がり、二極化しつつある。こうした「家庭の富と親の願望が子供の将来や人生に大きな影響を及ぼす社会」をペアレントクラシーと呼ぶという。明治維新によってアリストクラシー(身分社会)から、「個人の能力と努力で人生は開かれていく」を理念とするメリトクラシー(業績社会)へと転換した日本社会は今、ペアレントクラシーに移行しつつある。

 一方で、ペアレントクラシーは前近代社会のような不平等と差別に満ちた社会に成り下がる危険性をはらんでいる。

 当事者である子供、保護者、学校・教師、そして教育行政の各視点からペアレントクラシーの実態を読み解き、教育の在り方を問うテキスト。

(朝日新聞出版 891円)

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