「70歳から寿命が延びる腸活」松生恒夫著

公開日: 更新日:

「70歳から寿命が延びる腸活」松生恒夫著

 5万人の大腸内視鏡検査を行ってきた著者によると、老化はまず腸に現れるという。70歳を越えるあたりから便秘などの腸の機能低下が顕著になるそうだ。

 玄米食やヨーグルトなど一般に流布する「腸にいい常識」も、高齢者にとっては「非常識」なものがたくさん交じっているという。

 本書は、その常識を検証しながら、腸の活力を取り戻し長寿を手に入れるための最新医学を紹介する健康テキスト。

 例えばヨーグルト。高齢者の腸の不調・便秘は、加齢による腸の機能そのものの低下なので乳酸菌だけでは改善する可能性が低く、ヨーグルトで腸を冷やすことによるダメージの方が問題なのだという。

 野菜や発酵食品など、腸にいいといわれる健康法を見直し、70代から取り組むべき食事や生活習慣をアドバイス。

(青春出版社 1100円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動