「ゲーセン戦記」池田稔著

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「ゲーセン戦記」池田稔著

 コロナ禍の前からゲームセンターは、存亡の機に立たされてきた。1989年の約2.2万店が、2019年には約0.4万店に減少。それでも、今も多くの人に求められていると著者はいう。

 本書は、伝説のゲームセンター「ゲーセンミカド」の経営者で、人生のほとんどをゲームセンターと共に生きてきた著者がゲームセンターの半世紀を描いた「歴史」書。

 小学生だった著者がゲーセンに通うきっかけとなった「ゼビウス」や「グラディウス」など、夢中になった歴代のゲームの思い出を振り返りながら、ゲーセン店員を経て、躯体を売る会社に就職、さらに独立後に念願のゲームセンター経営に乗り出した半生を回顧。

 さらに、いかにコロナ禍に立ち向かい、生き延びてきたか。業界の内幕を明かしながらその歴史と未来を語る。

(中央公論新社 946円)

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