「銃を置け、戦争を終わらせよう」高村薫著

公開日: 更新日:

「銃を置け、戦争を終わらせよう」高村薫著

 2022年2月24日、ロシア軍はウクライナ全土の空港や軍事施設への攻撃を開始した。ロシア情勢の専門家は軍事侵攻の可能性を指摘していたが、本格的な戦争は起こせないという希望的観測にすがっていた。

 だが、実際に戦争を起こせないのはロシアではなく、民主主義社会の豊かさを謳歌している欧米のほうである。アメリカも欧米もNATO加盟国でないウクライナに軍事介入する余力はない。

 中国やロシアは軍事侵攻をためらわなくなり、弱小国は蹂躙(じゅうりん)されるままだ。

 ロシアとウクライナを分断したのは冷戦時代の「東と西」という価値観だが、この価値観を清算する時期にきているのではないか。

 高村薫が平和に向けたビジョンを提言する。

(毎日新聞出版 2090円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  2. 2

    小池栄子が一番の被害者? 佐藤二朗“ハラスメント騒動”に足引っ張られた「さよならノワール」の評価は上々

  3. 3

    戸郷が離脱、則本メッタ打ちで巨人が緊急補強へ…候補に挙がる「オリックス投手」の名前

  4. 4

    安青錦は「カラダ」より「アタマ」に課題…2ケタ勝利で大関復帰を果たせるか

  5. 5

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  1. 6

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  2. 7

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  3. 8

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  4. 9

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  5. 10

    ベタ折れで肝いり法案断念の維新 吉村代表と馬場前代表にミゾで「国会組」vs「大阪組」のバトル勃発