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山口恵以子

1958年、東京都生まれ。2007年「邪剣始末」で作家デビュー。13年「月下上海」で第20回松本清張賞受賞。著書に「恋形見」「夜の塩」、「食堂のおばちゃん」「婚活食堂」「ゆうれい居酒屋」シリーズなど多数。

(6)これはまた、品があって粋な取り合わせ

公開日: 更新日:
イラスト・卯月みゆき

「喜久屋の女将さんと若女将さんがこの着物をお召しになったら、きっと浮世絵に描かれたような、あでやかなお姿でしょうね」

 すると幸助は、皮肉っぽく口の端を曲げた。

「あの方たちは、着飾るのも商売のうちですからね」

 幸助は呉服屋の手代なのに、着物を誂えて着飾る女が… 

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【連載】針の歩み、糸の流れ

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