花音マグロを釣る! 22キロのキハダと格闘30分
花音(細腕料理研究家)
昨年10月、俳優の川崎麻世さんとの結婚を発表して話題となった料理研究家の花音さんは、タレント時代には「釣りガール」としても知る人ぞ知る存在だった。東京・築地でダイニングバーを経営する傍ら、今も時間を見つけては、釣り竿を手に海に出る。
「多い年は月に4回以上は船に乗っていました。ここ数年は少し頻度は減っているものの、つい先日も『新鮮なアジが食べたい!』という釣り初心者の友人のリクエストに応え、横浜の金沢八景から出船して黄金アジを狙ってきました」
そんな花音さんが、「今でもその感触が手に残り、達成感と感動が蘇ります」というのが、キハダマグロとの“格闘”だ。
それは、2年前のことだった。
「2023年の7月26日です。釣り仲間から『キハダマグロが好調らしいよ』との情報を聞いて、すぐに千葉の内房・勝山港の萬栄丸さんに予約を取りました。実はこの日が6回目のマグロ釣り。17年に初めて挑戦して、ビギナーズラックで14キロのキハダマグロをあげたものの、あの興奮をもう一度と思って行ったその後の4回はボウズが続いていたんです。いや、厳密に言えば、5回目の釣行でマグロがヒットしたんです。逃がした魚は……じゃないですけれど、あれ20キロ以上はあったはず(笑)。でも、ラインブレークで逃してしまった。あの日は、リベンジでもあったんです」