小西克哉氏の原点は米留学 スタンダップコメディーで優勝

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 冗談はさておき、米国では風刺をふんだんに盛り込んだスタンダップコメディーがとても人気です。時事ニュースの番組は視聴しないのに、22時前後のプライムタイムに放送される政治コメディー番組にチャンネルを合わせる人はすごく多い。

 俳優で映画監督のウディ・アレンが、その世界からスタートしているのは有名な話ですし、アカデミー賞授賞式の司会が、人気スタンダップコメディアンから選ばれるのもそんな理由からです。

 コンテストに出場するため、ネタ作りに真剣に取り組み、身ぶり手ぶりのパフォーマンスも、鏡を見て研究しました。そのことで、話術の基礎が磨かれ、引き出しがたくさんできたんです。

 もちろん留学も貴重な経験でした。高校3年生だった73年の夏から翌年の夏までで、民間交流団体AFS(現・公益財団法人AFS日本協会)のプログラムです。

 AFSは第1次世界大戦の欧州戦線で米国の青年たちが立ち上げた、傷病兵を病院に搬送するボランティア団体「野戦奉仕団」(American Field Service)がルーツでね。第2次大戦後の47年から「米国と自由主義圏の多感な時期の高校生に交換留学という形で異文化交流させ、積極的に世界平和を目指す」ことを目的に始まったんです。

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