著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

小泉孝太郎を他者第一にした "師匠"いかりや長介の教え

公開日: 更新日:

「回すぞ、みんな!」

 食卓を囲んでいたのは純一郎の他、進次郎と孝太郎の兄弟。そしてムロの4人だ。

「じゃあ、1人10回ずつだ!」

 純一郎の号令で4人は交代で納豆を回し始めた。そんな光景の中に自分がいることに違和感を覚えつつもムロは「うわっ、俺、家族みてぇ!」と心の中で叫んでいた(TBS「A―Studio」14年10月31日)。まさに孝太郎とムロは家族ぐるみの付き合いなのだ。

 一方で、孝太郎が父親のように慕っていたのが、事務所の先輩でもあった、いかりや長介だ。「役者にはいろいろなタイプがいるけど、今、お前は上を見すぎずにコレをしておけばいい」など、さまざまな役者のイロハ、心構えを教わった。そして、いかりやは必ずこう付け加えたという。

「お前、いかりやに教えてもらってますなんて口が裂けても言うなよ。役者が役者に心構えやテクニックを教えることほど恥ずかしいものはないんだから。師匠はいかりやです、なんて言ったら俺が格好悪くなるからな」(リクルート「とらばーゆ」10年8月5日)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所