著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

“生き方の自由”奪った旧法には、何千万円の償いでも足りぬ

公開日: 更新日:

 韓国の芸能界に興味はないが、今どきの芸能人はアジア中、ロクなもんじゃない。日本はデリバリー女と強姦罪とコカインか。中国と韓国は今も売買春に狂っている。そんなのは前世紀の遺物だろうが、芸能人はいまだに女遊びしかない。歌踊りのグループ「BIGBANG」の元メンバーのV.Iと呼ばれてた(何ちゅう芸名だ)ガキンチョ優男28歳が、売春接待をして、早々に引退したと騒がれていた。ダサい生きざまのヤツだ。そんなヤツらは他にもいっぱいいるはず。売れて稼いだら、テメエも高級クラブを経営して、そこで海外の投資客に女をあてがってやって。世界中がこんなことをしてるんだから、ホンモノの芸能芸術は生まれるわけがない。

 モノしかないと見限った世界。女をモノとしか思わない男社会。1000人以上の客がにぎわうクラブで1000万円の酒のセットって一体何だ。女たちが踊るステージ前の一番眺めやすく品定めしやすい予約制のテーブル席に、男に美女だと思われたらテーブルに誘われて一緒に飲まされ……。芸能人やスポーツ選手がこんなダサい世界にいまだ入り浸っている。高級ブランデーやシャンパンの1000万円のセットが人気だと? 何をほざいてんだか。芸能バブル人たち、いい加減に目覚める時だ。でも、こう言うとすぐ「何をヌカすか! チョッパリ野郎」と反発する。韓国と日本の文化の温度差。歴史観の温度差。もうウンザリだ。いつになれば共有できるんだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波