五輪延期とコロナ禍で泣く…ジャニーズと大御所芸人たち

公開日: 更新日:

好調なのは“お笑い第7世代”

 他にもコロナ禍によって今後、仕事が激減するといわれているのが明石家さんま内村光良所ジョージなどのお笑い界の大御所だという。キー局の編成マンはこう話す。

「五輪関連の特番がなくなっただけでなく、通常の番組収録ができなくなっているからです。基本バラエティーもドラマもロケや収録ができない。特に『イッテQ』や『笑ってコラえて』『ポツンと一軒家』など、ロケが前提の番組はなおさらです。在宅勤務が奨励される中、スタッフさえも集まらない。しかもこうした大御所芸能人は基本、ギャラが高いため、スポンサー離れが始まると事態は深刻です。現在、各局は過去に放送したものを再編集して放送することでこの危機を乗り越えようと考えています」

 ところがこうした危機的状況にある中、唯一、ウハウハな芸能人も存在するという。

EXIT霜降り明星ハナコ、3時のヒロイン、ミキらお笑い第7世代と呼ばれる若手芸人です。各局が制作費の引き締めにかかる中、彼らはとにかくコスパがいい。しかも知名度も話芸もあり、それなりに回せる芸能人なんです。ただし唯一の悩みはスケジュールです。今、各局が奪い合いなんですが、体力的な不安もあります。フル稼働で働いて、疲労がたまったところでコロナに罹患したりしたら元も子もないですから」(放送作家)

 29日夜には、新型コロナウイルスに感染し、20日から入院中だった大御所コメディアンの志村けんさん(享年70)が死亡。徐々に芸能界をむしばむコロナ騒動。果たして完全終息する日は訪れるのか――。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  4. 4

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 5

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  1. 6

    まさかの故障で失意の最中「お前はラッキー」…トシさんの言葉がなければ今の俺はいない

  2. 7

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  3. 8

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  4. 9

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  5. 10

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情