著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

「漫才は最高の芸」信念を貫き通す上沼恵美子の荒波だらけの人生

公開日: 更新日:

「私も日本一やと思ってますから! (オール)阪神巨人は」
 (上沼恵美子NHK「わが心の大阪メロディー」10月25日放送)

 ◇  ◇  ◇

 日本を代表する、しゃべくり漫才師といえるオール巨人と上沼恵美子(67)が一昔前の芸人像を歌った「浪花恋しぐれ」をデュエットした。その後、「(海原)千里・万里さん大好き」で芸人を志したと巨人が言った後、上沼が答えた一言が今週の言葉だ。

 上沼は幼い頃から、のど自慢大会で名を馳せ、歌手を志していたため、お笑い芸人になるつもりなどなかった。だが、親から半ば強引に海原お浜・小浜に入門させられ、芸の道に進み、学生時代に姉と組んだ海原千里・万里としてデビューを果たした。

 すると、すぐにレギュラー13本を抱える人気者になった。妬まれたことも少なくなかったという。ある時は姉の眉毛が落書きのようになっている。なぜなら化粧道具を盗まれ、ボールペンで描いていたからだ。

 22歳で結婚し、いったん芸人を辞めるが、翌年には復帰。その際、夫から出された条件は「歌は歌うな」「演技はするな」「東は滋賀、西は姫路まで」「僕の年収は越えるな」というものだったという(文芸春秋社「文芸春秋」2021年8月号)。結局それはすべてほごにすることになるが、大阪を仕事の拠点にすることだけは守り通してきた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網