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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

一貫したファン目線こそが森三中・黒沢かずこの類まれな実力の源泉

公開日: 更新日:

「なんにも知らずにこの世界に入ってしまって、そういう被害者がこの世界にはたくさんいる」
 (黒沢かずこ/日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」7月28日放送)

  ◇  ◇  ◇

 森三中の黒沢かずこ(45)は、ダウンタウンに憧れて芸人になったと公言するひとりだ。まだ彼らが“若手芸人”だった頃からの、いわゆる“古参”ファン。そんな彼女が「14歳からの思いを伝えたい」と自作の曲を歌う。それはダウンタウンに憧れて芸人になるも、その世界で悩む芸人と浜田との対話を想像した歌詞だった。歌い終えた黒沢が浜田に対し放った一言を今週は取り上げたい。

 黒沢は中学から高校の頃、ダウンタウンが好き過ぎて同級生の男子と比べてしまったという。だから、男子がつまらなく感じてしまい、異性とまともにしゃべったことはなかった。代わりに聴いていたのはお笑い系のラジオ。熱心なリスナーとしても知られ、ナインティナインのファンクラブにも入っていた。

 この世界へ入ると、明石家さんまのスゴさを実感し、さんま愛が深まった。さんまのようになりたいけれど、なることはできない。「だから、私はさんまさんを支える側に回りたい」(テレビ東京系「あちこちオードリー」2024年2月7日)と介護福祉士の資格を取りたいと語り、「私のいまの夢は番組MC、レギュラーじゃないんです。さんまさんの老人ホームを立ち上げることなんです」(TBS系「週刊さんまとマツコ」22年10月9日)とまで言う。

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