小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

公開日: 更新日:

「〈2人の関係が素敵でした〉〈続編を希望〉と絶賛の嵐ですが、途中、2人が喧嘩してしばらく口をきかなくなるという回があったんです。喧嘩するほど仲がいいというお決まりのパターンですけど、放送終了後に〈嫌な気分になった〉〈もう見ない〉という書き込みがあったりして。最近は特に、険悪なムードになる展開を受け入れられない視聴者が増えているように感じますね」(制作会社関係者)

 喧嘩して仲直りを繰り返す。ありがちな気もするが、前出のテレビ誌ライターも口を揃える。

「『トラベルナース』でも、岡田さんと中井さんが言い争うシーンが結構あって、友情、愛情の裏返しなんですけど、〈上から目線な態度が耐えられない〉なんてレビューがあったり。じゃれ合いすらもパワハラと感じてしまうんですかねえ」

 脚本家でライターの源祥子氏はこう言う。

「今どきは昭和世代も怒鳴ったり、言い合ったりしないように気をつけていますしね。部下に辞められても困りますし。若い世代にすれば、本音でぶつかって傷つくなんてコスパが悪い。『何を熱くなってるの?』と論争を避ける。“喧嘩慣れ”していないから、揉めても修復できる人間関係があることも分からない。あまり経験がない喧嘩シーンに驚くか嫌悪感を覚えるだけ、耐性が低いのかもしれません」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋